The  World

映像:牧野貴
音楽:ジム・オルーク
2009年/パートカラー/51 分/DVカム

牧野貴&ジム・オルークによる5 度目の協奏は、爆音映画祭の依頼により実現。
自主映画としては空前のスケールで贈る、驚異的大作がついに完成!
"実験映画" という世界がブレイクスルーされる、歴史的瞬間を見逃すな!!

この映画において「水」「炎」「風」「土」と呼ばれる四大元素は、 それぞれ個別に存在しながら反応し合い、ひとつの“ 主観” を軸に、 巨大な円環運動を構築しています。
それら四大元素は互いに共鳴し、振動し合い、争い、愛し合う事で、 世界という概念を、各個人の“ 主観” の中に育くんでいきます。
スクリーンの発する「第1 の映像」。
それに対峙したとき、“ 主観” の想像力の中に発生する「第2 の映像」。
“ 主観” があらかじめ持つ、有機的な光の記憶としての「第3 の映像」。
そして、音楽により発生し、内的に繰り広げられる「第4 の映像」。
4 つの「映像」が出会ったときに、この映画は創造(クリエイト)され、生成を続けます。
“ 主観” の数だけ、「第5 の映像」=新しい「World」が誕生するのです。            ――   牧野貴

同時上映作品


EVE

映像・音楽:牧野貴
2002 年/モノクロ/3 分/DVカム

多重露光とアニメーション、二つの技術を融合。
暗闇の中、産まれ出て来る光と生命を表現した、 3分間1カットの映画。
※ロッテルダム国際映画祭2008 正式招待
※東京都写真美術館所蔵作品
still in cosmos

映像:牧野貴
音楽・演奏:ジム・オルーク
演奏:クリス・コルサーノ、ダーリン・グレイ
2009年/カラー/18分/DVカム

東京都写真美術館でのインスタレーションの為に制作した作品。
2009 年に映画版として再構成した。目指したのは、多重露光による" 完全なカオス" であったのだが、完成したら全く逆の現象" コスモスの誕生" が起こったという、奇跡的な映画。
この映画は、人類はカオスをコスモスに変える力を持つという事実を視覚的に証明している。
※エディンバラ国際映画祭2009 正式招待
※25FPS International Experimental Film &Video Festival 正式招待
※ロッテルダム国際映画祭2010 正式招待
Not Yet

映像・音楽:ジム・オルーク
2000年/カラー/20分/DVカム