ヘア・スタイリスティックス+極北の怪異(極北のナヌーク)ライヴ
6月30日(木) 21:30
冗談のように作られてしまった自伝『死んでも何も残さない』(新潮社)が各所で話題沸騰中の中原昌也=ヘア・スタイリスティックス。今回のライヴは無声映画『極北のナヌーク』の伴奏音楽としての演奏となる。
今回のヘア・スタは中原昌也ひとりのプロジェクトではなく、ピアノ生演奏もつく予定。ヴォーカリストもという話も出ていて未だ予測不能なため、詳細は爆音映画祭HPにてお知らせします。
ヘア・スタイリスティックス
中原昌也によるソロ・プロジェクト。80年代末から「暴力温泉芸者」名義で音楽活動を続け、日本以外での評価も高い。97年からユニット名を「Hair Stylistics」に改め活動。2004年に待望のアルバム『custom cook confused death』を発表。08年から09年にかけては12ヶ月連続アルバム発売、そして昨年からは手づくりCD−Rのシリーズのリリースを開始して、現在既に50枚を超えている。
極北の怪異(極北のナヌーク)
監督・製作・撮影:ロバート・J・フラハティ/上映時間:78分/1922年/アメリカ/DVDでの上映/提供:IVC
厳寒の中でのカナダのイヌイトの過酷な暮らしを、ロバート・フラハティが15月をかけて取材。1922年に作られた世界初の「ドキュメンタリー映画」である。この映画で初めて「ドキュメンタリー」という言葉が添えられたのだ。単なる記録映画ではなく、どうして「ドキュメンタリー」だったのか? それまでとは何が違ったのか? 色もなく音もないこの寡黙な映画の豊かな広がりを、ヘア・スタリスティックスの音楽が果てしなく増幅してくれるはずだ。