ディスクユニオン・セレクト作品
非行少女ヨーコ
上映日時:6/1(月) 14:55 , 6/5(金) 17:00
(C) 東映
1966年/85分/日本
提供:東映
監督:降旗康男
脚本:神波史男
撮影:仲沢半次郎
音楽:八木正生
出演:緑魔子、谷隼人 ほか
“素晴らしい音楽が多数収録されているのに、サウンドトラック盤が存在しない映画”
そんな映画にスポットを当て、その映画のサウンドトラックを制作してしまおうといった趣旨のプロジェクトが、私が関わっているレーベルとその親戚にあたるレーベルにある。通常は映画を鑑賞し、使えそうな部分を抽出していくのにひと苦労するものだが、本作品にそんな苦労は微塵も必要なかった。オープニングから渡辺貞夫、日野皓正、八木正生等によるモード・ジャズが展開され、のっけからK.O.パンチをくらう。その他、随所に散りばめられる、モダンジャズ、フリージャズ、そしてまるで60’Sヨーロッパ映画からそのまま抜きだされてきたかのような美しい旋律の数々……。オイシイ音の洪水だったから。
本作品は“新宿の街を舞台としたジャズと睡眠薬の青春映画”である。素晴らしい脚本なので期待していただきたい。最大の観(聴き)どころはジャズ喫茶で酒とクスリまみれで緑魔子、谷隼人、大原麗子etc.が乱痴気騒ぎするシーンだ。是非“爆音”で心置きなく楽しんで欲しい。爆音映画祭で“非行少女ヨーコ”が観られる。今はただその感動で胸が一杯である。
─塙耕記(disk union / Think! Records)
そんな映画にスポットを当て、その映画のサウンドトラックを制作してしまおうといった趣旨のプロジェクトが、私が関わっているレーベルとその親戚にあたるレーベルにある。通常は映画を鑑賞し、使えそうな部分を抽出していくのにひと苦労するものだが、本作品にそんな苦労は微塵も必要なかった。オープニングから渡辺貞夫、日野皓正、八木正生等によるモード・ジャズが展開され、のっけからK.O.パンチをくらう。その他、随所に散りばめられる、モダンジャズ、フリージャズ、そしてまるで60’Sヨーロッパ映画からそのまま抜きだされてきたかのような美しい旋律の数々……。オイシイ音の洪水だったから。
本作品は“新宿の街を舞台としたジャズと睡眠薬の青春映画”である。素晴らしい脚本なので期待していただきたい。最大の観(聴き)どころはジャズ喫茶で酒とクスリまみれで緑魔子、谷隼人、大原麗子etc.が乱痴気騒ぎするシーンだ。是非“爆音”で心置きなく楽しんで欲しい。爆音映画祭で“非行少女ヨーコ”が観られる。今はただその感動で胸が一杯である。
─塙耕記(disk union / Think! Records)