歴史を貫く音
映画史
上映日時:6/2(火) 13:00 (第1章〜第4章) , 15:45 (第5章〜第8章)
※途中休憩を挟みます ※特別料金(前・後編セット2,500円)
(C) フランス映画社
1998年/268分(第1章〜第4章=149分/第5章〜第8章=119分)/ベーカムSP/フランス
提供:フランス映画社
監督・編集:ジャン=リュック・ゴダール
出演・声:ジャン=リュック・ゴダール、ジュリー・デルピー ほか
ゴダールに言わせれば「19世紀の芸術の名残」となる映画の20世紀を、膨大な作品からの引用とコラージュで作り上げた、まさにゴダールによる映画史。それはまた、無声映画からトーキーとなり、モノラル、ステレオ、ドルビーなどさまざまな変容を遂げた映画の音の歴史でもある。お馴染みのタイプライター音、遥かなる時を越えて聞こえてくる深い深いエコーをかけられた声など、ゴダールが仕掛けた音の遊びが、そこに集められた数々の物語=歴史を貫き通す。本気と冗談、厳密さといい加減さが渦を巻く、人類の壮大な歴史。これを見たら誰だって、あのエコーが頭の中に響いて止まないはずだ。